話題の機長さん

2009-10-22 竹森 まりえ

先日、東京から帰りの飛行機に乗ったときのこと。 松山行きのANAの昼ごろの便でした。

離陸後まもなく機長さんによる機内アナウンスが 始まりました。 が、何だかいつものアナウンスと違う・・・。

「みさなま本日は急な搭乗ゲート変更にも関わらず、 お客様の“テキパキ”(←ここかなり強調)としたご搭乗と 我が全日空の優秀な地上係員の努力により 最小限の遅れにて出発することができました」

おや、何だかオモシロイ。 しばらく聞き入っているとさらに機長さんのアナウンスは続きます。

「本日は気持ちのよい快晴です。 皆様の心の目で空をご覧いただくと、 妖精が微笑んでいるのがご覧いただけると存じます」

「皆さんがこれからお越しになる松山は道後温泉が 有名です。 古の湯にひたり心あらわれるひと時をお過ごしください。 さて、ここでわたくし一句浮かびました」

・・・ということで一句詠んでくださったのです。

残念ながら句の内容は忘れてしまったのですが、 もうここまで来るとあまりの面白さに周りを見回し ほかにもやっぱり面白いと思っている人はいないかな~と 探してみると、いました、いました。 周辺のお客様笑っています。 機長さんの句に拍手を送る人も多かったです。

途中富士山が見えるあたりでのアナウンス、 着陸態勢に入るときのアナウンスも やはりユニークな語り口調、そしてそれぞれのシーンで 句を詠んでくださいました。

そして飛行機を降りる際には 「飛行機を降りる際は、右後方を振り返ってみてくださいませ。 わたしく機長山形に手を振っていただけると幸いです」 とのアナウンス。

私は通路で思わず2度も振り返って、 コックピットから白い手袋をさした両手で乗客のみなさんに手をふる、 満面の笑顔を浮かべた山形機長さんに 大きく手を振ったのでした。

こんなフライトは初めてでした。 あまりにも楽しくて感動したので、 愛媛に着くなり、出会う知人や家族に 「こんな機長さんがいたんだよ~」と 話しまくりました。

後日ネットで調べると、かなり話題の機長さんのようで いろんな方がブログなどに書いていらっしゃいました。 全国の小中学校で講演などもされている方だそうです。

願わくばもう一度山形機長さんの飛行機に乗りたいです。

期待していなかったところに突然驚くような感動や うれしさがあると、 人は「もう一度行きたい」「また体験したい」というように なるのではなかろうかと思います。

しかもサービスを提供している人たちが本当に楽しそう、 というのがポイントだと思います。

本当にいろいろと勉強になったフライト体験でした。 私のつたない説明では山形機長さんのトークの全容が なかなか伝わらないのが残念。 巡りあわせで山形機長さんのフライトを体験できた方は ぜひライブトークをお楽しみください。

 
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