関わることの楽しみ

2003-09-18 竹森 まりえ

地域づくり団体全国協議会の「地域づくり活動支援事業」として、地域づくり団体のホームページ作成を支援するという事業がありました。全国で14カ所の地域づくり団体が選定されました。このうちの1箇所が私の住む愛媛県内の、ある「おもちゃ図書館」。ホームページ作成講習会で、わたくし、サポーターとしてお声がけいただき、つい先日講習会に行って参りました。

おもちゃ図書館とは、障害のある子どもたちが楽しくおもちゃで遊べるようにと願いつくられたボランティア活動です。今回お邪魔したおもちゃ図書館では、障害児の親ごさんやボランティアの方が週1回集まって、子供さんにとって安全なおもちゃを手作りし、無料で貸し出しししています。現在、全国ではこのような「おもちゃ図書館」が約500ヶ所あるそうですね。

「ホームページを自分たちの手で作って、自分たちで運営をしたい」という要望をもっておられた、県内のこちらのおもちゃ図書館。参加者の方は親御さん、ボランティアの方を含め11名。せっかくだから、「今日作ったものをベースにどんどん改良を加えて、自分たちだけのホームページをつくり運営していきましょう」と、成果物がそのまま使われる(のに近い)という講座になりました。一人1ページ(1コーナー)を担当。最後に、みんなが作ったページをTOPページにて統合するという形で講座及び制作作業が進みました。朝10時から始まって、お昼休憩をはさんで夜7時過ぎまでみっちり。本当にみなさん根気強く、PCに向かっていらっしゃいました。

終盤、出来上がったページを一斉にサーバにアップロード。WEB上で確認したときに、会場では思わず歓声と拍手が響きました。ホームページビルダーを触るのはみなさん全く初めて。PCも普段はあまり使わないという方もおられました。一人で11ページも作るとなったら1日ではできなかったかもしれません。11名のみなさんで全くイチから手作りしたホームページ・・・感動もひとしおでした。「仲間の協力」というのは、本当に大きな力だなあと思いました。

多少写真がブレていても、文章が上手に書けなくても、「伝えたい」という思いが、ホームページの作り手の意思として、ページに表現されると思います。そこから「共感」って広がっていくような気がします。「今までホームページは見るだけだったけど、自分も情報発信でこういう風に関わることができるんですね」とおっしゃってた親御さんがいらっしゃいました。ソフトウェアは使えなくても、記事を書いてメールで送る人、写真撮影をしてデータを送る人、自分のカメラ付き携帯電話で写真を送る人・・・ホームページ運営は、そんな形でも関わることができる。講座が終わった後、「今後、誰がどうしていこうか」と、親御さん同士で話し合いがもたれているシーンに触れ、うれしく思いました。

地域づくり団体のことに詳しい方がおっしゃっていたのですが、「グループでホームページを立ち上げても、運営を継続するという点がいずこも一つの大きな壁になっている」とか。誰がどのように運営に関わっていくか・・・。でも、本講座を終えて、「関わることができる」ということを体感できると、壁を一歩越えられるのではないかと感じました。自分が作った、関わったものが公開されている、みんなが見ている・・・。私は仕事がらホームページの制作業者という立場なんですが、本講座を終えて改めて「関わることの楽しみを発見できるホームページづくり」をしていきたいなあ、と思いました。

 
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