ライト・ツーリズム

2003-07-31 竹森 まりえ

「グリーン・ツーリズム」とは、都市と農山漁村との交流のテーマの中で、都市の人が農山漁村に旅行に出かけたり、農山漁村で行われている体験メニューを体験したりすること。最近、農業の世界ではこの言葉がよく使われています。我が町でも、貸し農園があり、近隣市内の住民の方が畑を借りて自家用野菜を作っております。近くの町では、農家民宿を行っている方もいます。

さて、最近知人がこんなこと言ってました。「グリーン・ツーリズムだけでなく、グレイ・ツーリズムが必要」。都市の人が農村へ行くことばかりに重点を置かず、農村の人も都市へ出かけていって、人々の暮らしやサービス、おしゃれな店、交通の様子などを見てくるべきだと。都市のことをその方は「グレイ」と表現しましたが、フランスでは「ライト」、都市に出かけ観光してくることを「ライト・ツーリズム」というそうです。ちなみに、山岳観光はホワイト・ツーリズム、海はブルー・ツーリズムだそうです。

大阪で暮らしていた時期が長かったけれど、田舎に帰ると、アナログな情報源が少ない。つまり、都会では電車に乗っても、街中を歩いていても、人の姿を見ても、目に飛び込んでくるものすべての中のどこかに広告などがあり、たくさんのモノもある。それらはみんな情報を含んでいます。もちろん、自然の中にも情報はあるんですけど、人工的なモノには、それを作った人たちの感性という情報が含まれていたりします。そういうものに触れてくるというのも、必要だよなあと思いました。そして、都市で暮らす人々と実際に話をして、どんな感性や考え方をもっているのか、触れてくるのも必要だと・・・。価値観の共通点はたくさんあるんですけどね(都市に暮らす友達と話しててそう思ったこともたくさんあります)。

田舎でSOHOで仕事をしている私ですが、仕事の内容は「都市部の人にも農家の姿に触れて欲しい」と閧チてやっているものなので、やっぱり私自身も都会のこと、モノに触れてこなくちゃいけんと思いました・・・と実感したのは、東京に出張したとき。やっぱり、ここには何でもある。何でもあるけど、田舎にあるもので「ない」ものがある。じゃあ、田舎でどんなコンテンツを作り、どんなテーマ、メニューで情報を発信したらよいか、都会にあって田舎にないものを大切にして・・・。などと考えます。

 
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