みかんの個性比べ

2002-12-19 竹森 まりえ

今までに4件のみかん農家さんのHP制作をお手伝いさせていただきました。高知県、宮崎県、愛媛県、和歌山県。で、今年はありがたいことに、各農家さんから今年収穫したばかりの温州みかんを「どうぞ食べてくださいね」と送っていただきました。感謝感謝。

同じ温州みかんなのに、どのみかんも味が違うんですよね。立地、気象条件、栽培方法などにより、作物というのは本当に味が変わります。何よりも作り手=人の違いが大きいのではないかなと思いました。各農家さんのことを私は知っているので、「ああ、この人が作ったみかんだ」と家族の方の顔を思い浮かべながらいただくみかんはことさらおいしかった。みかんは、昔は酸っぱく、その酸っぱさゆえに滋養のある食べ物として江戸時代などは珍重されていたようです。でも、現代はみかん栽培は「甘く作る」の方向へ向かっています。「甘いだけじゃなくみかん本来のよさを引き出す作り方をしています」と言った農家さんの言葉も思い起こします。

甘いのがいい悪いではなく、農業の世界では今「自分の農作物はどういうポリシーをもって作っているか」という、ポリシーの明確化が必要とされています。そのポリシーに共感する人がファンになってくれている。個人での情報発信がどんどん可能になってくると、いかに自分の個性ある仕事を表現するかが大切になってきます。SOHOで仕事をしている人にとっても同じだと思います。同じHP制作の仕事をしていても、「私はこういう思いでやっている(ポリシー)」「こういう作り方をしている(栽培方法)」「実際こういう過去作品があります、効果はこうでした(味)」という風に、「私」というものをいかに情報発信していくか。この一連の流れって、農作物の栽培方法に非常に似ていたりして

 
Copyright(C) 1998-2011 SOHO'S REPORT All rights reserved.