地方で起業その37「起業の動機」

2010-07-08 尾形 恵子

みなさんはどんなキッカケで開業したのでしょうか?または開業しようと考えているでしょうか?夢を実現したい、好きな事で食べていきたいという人もいるでしょうし、就職先がないから開業するしかないと考える人もいるのではないかと思います。

この頃、実は地方では就職先がないから起業したいという中高年の方が増えています。なるべくリスクを取らずに生活できる収入を得たいという考え方の人達です。それからまずはまだ少ないものの就職より起業を考えるという学生さんと近年良く出会うようになりました。

先日創業研修に出かけたのですが、大学生で就職先がないから起業を考えているという方が来ていて興味深くお話を伺いました。就職先があまりなさそうなので起業の計画を立て、そのために就業できるような職場にアルバイトでもパートでもいいので見習いに行くつもりだとの事。そこに暗さは全くなく、自分のこの先の人生を作り上げていこうとする力強い意志と夢のある話をしていたのが印象に残り、彼女のこの先がとても楽しみな感じがしました。一方で、若い人の職がない深刻な問題について実感する事に。

開業のキッカケは人それぞれですが、そのあとの向かい方も人それぞれ。やり手のように見えて苦戦する人もいれば粗削りでもあっという間に磨かれていく人たちも。その違いがどこにあるのかという事を改めて考えてみたいと思いつつ、今の社会環境やこれからの事に思いを巡らせています。若い起業家志望の方々のせめて良き修業の場がある事を願うばかりです。

SOHOという言葉がブームになった頃は、バブル崩壊後でしたがインターネットというインフラがもたらすであろう変化に夢を持って起業した人の多い時代でもありました。今起きている変化は国内市場縮小というネガティブな因子が働いているからかもしれませんが、同じ変化である事には違いなく、何かを生むためのキッカケかもしれないとそんな話を若手の起業家と話し合ったりしています。

 
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