地方で起業「就職先ないから起業」

2010-02-04 尾形 恵子

このところ新規開業や開業間もない方のご相談がありました。いずれも、 地方で職を失い、再就職先を確保できず、起業を選ばなければならなく なった方々でした。これだけ今地方で職を確保するのが難しくなっている んですね。

随分前に、知人に日本のベンチャーは仕方がなくてというのが動機になっ ているケースが少なからずあるというお話を伺った事があるのですが、 仕方なく起業、そういうケースがもしかしたら全国的にあるのかもしれ ないなと想像しているところです。

人材が不足している分野に雇用を創出する施策について反論するものでは まったくないので誤解内容にお断りしたうえでですが、人は自分のしたい 仕事に就きたいと自然に思うものではないかなと。1日の中で仕事をしてい る時間は思いのほか長く、これにやりがいが見いだせないと面白くないん ですね。価値観は人ぞれぞれ、起業に向かう人が出てくるのは自然な流れ かもしれません。

ITを活用してコンパクトに起業する、地方にはそんな人たちも結構多く、 ベンチャーに向かうようなビジネスモデルだけでなく、地域に密着しない と手掛けられないような領域、大手では収益性が低いが地方の中小に委託 するような仕事をもらってできるような領域の仕事をしながら生業として いる方々は結構います。拡大志向がなく自分で自分の雇用を生むという規 模なので政策的な支援の光はあたりにくいのですが、そうした人たちの仕 事ぶりを拝見するにつけ、何か力強さのようなものを感じる事があります。

そうしてベンチャー的なビジネスを考え始めたり、拡大志向に変化してい く人もそういう人たちの中から何かのきっかけで出てくる、と思うんです ね。動機は些細なこと、失敗からかもしれませんが成功してしまうと、そ れはドラマティックな昔話に。キッカケが生まれたことがもしかしたら幸 運なのではないか、そんな事を考えるこの頃です。

 
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