9年目、初心に戻る

2004-10-07 尾形 恵子

起業して、かれこれこの10/1で9年目に突入。あっという間に月日が経ったという感じである。たまたま最近担当していた創業者向け研修で起業したてSOHOワーカーと出会い、オフィスにお邪魔する機会があった。

一人で始めたオフィスには、何台かのパソコン、音楽制作や映像制作の機材が並ぶ。そこそこ仕事も入っている様子で忙しそうにしているが、なにやらすこぶる楽しげな空気だ。近年お会いした起業家の多くはバリバリと仕事をこなし時間に追われているというタイプの人が多かった事もあって、そのオフィスの雰囲気が新鮮に思えた。思い起こせば、創業当初は新しく市場に登場したソフトウエアをいじったりと売上とは少し離れたところで没頭する時間があり、なんとも楽しかったように記憶している。

当時はお金もあまりなかったので、ソフトウエアを買うにも出張に行くにも随分慎重に考えてお金を使うようにしていたと思う。あの頃の気持ちに戻って少し経費の使い方も見直そう・・・。年月と慣れというのは恐ろしいものでもある。

そんな頃の事を思い出し、来年は10周年か・・・。といろいろと想いを巡らせているところだ。何か記念になるような事をしようかとも思ったりもしたが、それよりも創業当初の気持ちを思い出すような時間を持ちたいとも思った。

「インターネット」が新しく新鮮なものだった頃に比べると市場も広がり、環境も随分良くなった。通信費に社員一人分の人件費に近いものがかかった頃に比べ、今は数十分の一である。商機は確実に増えているので失敗する人も多いが成功しやすい土壌になったとつくづく思う。SOHOワーカーにはいろいろなタイプがあるけれど、家庭の事情などを抱えた人にとっては働き方の選択肢が増えたという点で良い環境になったと思う。

 
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