熱血!久美子塾16:初めから完璧にできる人など一人もいない

2010-02-04 西 久美子

みなさま、こんにちは。西 久美子です。

すべての大人に再確認して欲しい事があります。 それは、「初めから完璧にできる人など一人もいない」ということです。 当たり前のことですが、この当たり前のことをいつも自覚できている 方は、極めて少数です。

ですから、多くの方は、自分に対しても、他人に対しても、 「これこれができていない。だから、まだまだだ。」 「これが足りない。だから、だめだ。」 というように、「できないこと」や「ないこと」ばかりに意識がいきます。 決して、「できること」や「もっていること」に意識を向けることはありません。

そういった環境で育った子供たちは、すこし思い通りにならないと、 こんな風に考えます。 「どうせ自分は苦手なんだ。」 「どうせ自分は元々、◯◯ができないのだ。」 「どうせ何をやってもバカだといわれるから、最初から努力なんかしない。」 努力する意欲を失ってしまいます。

そのような子供たちに会う度に、尋ねることがあります。 「生まれたての赤ちゃんで、誰にも教わることなく、 九九を完璧にいえる赤ちゃんっているのかなあ?」

子供たちは「そんな赤ちゃんなんて一人もいない」と揃って答えます。

そうです。初めから完璧にできる人など一人もいません。 初めはどれだけ間違っても、下手でもいいのです。 だから勉強するのです。 勉強を積み重ねるから、できるようになるのです。

一つ勉強すれば、一つわかるようになります。 また、一つ勉強すれば、その分だけ進歩します。 少しでもわかるようになれば、面白さを味わうこともできます。 面白さを味わえれば、次の一歩を踏み出す意欲も大きくなっていきます。 こんなふうに少しずつ意欲を育て、能力を養っていくのです。 「できないこと」、「持っていないこと」に意識を向けていたのでは、 とうてい、意欲を育て、能力を育てることはできません。 物ごとを上達する方法はこれしかないのです。 そして、このことを教えるのがまさに教育そのものなのです。


西 久美子(にし くみこ)
日本研究所 研究員
k.nishi@jpni.jp  http://jpni.jp/

 
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