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熱血!久美子塾12:相手への注意の与え方2009-12-25 西 久美子
今週のテーマは、「相手への注意の与え方」です。 褒める授業を実践しているというお話をすると、「叱ることも大事」と仰る方がいます。保護者の方からも「どうか、ビシビシやってやってください。」と言われることもあります。しかしながら、わたくしは声を荒立てたり、叱ったりすることはありません。 理由は2つあります。
どんなことでも順番が大切です。 いきなり、教師が正論を振りかざしても、 生徒の方に聞く耳がなければまったく無意味なのです。 かえって、生徒は心を閉ざしてしまいます。 教師がしなくてはならないことは、生徒の心の窓を開いてもらうことです。 これをまず第一に取り組まなくてはなりません。 教師は生徒の良いところやできるところに注目し、指摘します。 それによって、生徒は、自分の良いところやできるところに意識を 向ける事ができます。 これを何回も繰り返して、準備を整えます。 そういう準備が整ったことを確認しつつ、言うべきことを、 情熱を込めて伝えていきます。 また、伝える内容にも順序があります。 いきなり高度なことを伝えようとしても無意味です。 やはり、簡単なこと、例えば、書くときは左手を添えるとか、 姿勢を良くするようにつとめるとか、そういう具体的で、実行しやすい ところから入っていって、少しずつ、少しずつレベルを上げていきます。 そんなふうにして、 「先生の言うとおりにするとうまくいく」 という体験を積み重ねるように誘導していきます。 この体験が臨界点を越えると、 生徒の方が教師の意図を自分から知ろうとします。 先生から謙虚に学ぶ姿勢ができてきます。 こうやって、生徒は学ぶ力を獲得するのです。 自分のできないところを見つめ、それを克服していく ことができるようになるのです。 地道な作業の連続です。 人を育てるというのはこういうことなのです。 何事もそうですが、特に教育では、 順番をまもることに対する繊細な配慮が 教師にも親にも求められています。 西 久美子(にし くみこ) |
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