SOHOの輪 NO.3

2005-06-09 深川 智恵美

6月というのに福岡では気温が30度前後の暑い日が続いております。その中で紫陽花も健気に咲いてます。なかなか雨が降りませんが梅雨になるのもそろそろでしょうか。

さて今回のSOHOの輪 NO.3は長崎でご活躍のコリンシステムズ代表の小林妙子(こばやし たえこ)さんに、ご登場頂きます。

小林さんとは、以前SOHO筑後川のイベントに来て頂いて、昨年小林さんが開催されたイベントに参加させて頂いたことから、交流が始まりました。小林さんの行動力と企画力にいつも感心しておりますが、今日は、どのような視点で活動をされているか、探って行きたいと思います。

小林
こんにちはー。長崎の小林妙子です。よろしくお願いいたします。10年ほどソフトウェア開発に従事し、会社勤めしてましたが、出産を契機に退社。自分が本当にやりたかったことで食べていくために、SOHOとして2001年に開業しました。今は、小さな会社のためのシステムプロデューサーとして、クライアト様がさらに発展していく為のお手伝いをしています。ドリームゲート九州のサポーターとして,起業家支援のお手伝いもしてます。どうぞよろしくお願いいたします。(ペコリ)
深川
それでは、セルフブランディング・市場を作り出す事・経営者としての 感覚という視点で日頃の活動についてお話をさせて頂こうと思います。

◆セルフブランディング

深川
小林さんは、セミナーやイベントを開催したり参加されたりしてますがどんな意図があって活動をされていらっしゃるのでしょう。
小林
システム屋のくせにセミナーを企画したり、色んなイベントに首を突っ込んでいることに疑問を覚える方もきっといらっしゃいますよねー。

単に人と会うのが好きってこともありますが、質の高い情報を九州へ広めていきたい、九州の皆さんと共有したいという気持ちが強いです。どうしても東京に一極集中しがちですから。。

もうひとつ、質の高い方達にお会いしたいから。セミナーにいらっしゃるような勉強熱心な方と交流したいですから。それには自分がセミナーを主催するか参加するしかありませんよね。 セミナー主催するのは、色んな面で勉強になります。

それと営業するのが苦手なので、知り合うきっかけ作りという意味合いもありますね。営業しないで仕事をやっていくには、自分を広く知ってもらうしかないと考えてます。オフラインでは、セミナーで知っていただく。オンラインでは、ブログ、サイトメルマガを使って、情報発信していく。この両面から、小林妙子を広く告知していければいいなぁと考えてます

ちなみに、自分のメディアとして情報発信しているものは以下の4つです。

メルマガ→「上手なコンピュータシステム投資」

http://www.colinsystems.jp/mailmagazine/

ブログ→ ドリームゲート起業家100人ブログ

http://dblog.dreamgate.gr.jp/user/e046/e046/

個人情報ってなんだろう

http://secu-blog.colinsystems.jp/

ウェブサイト→ http://www.colinsystems.jp/     

深川
そうですね。人と出会う事により影響を受けたり、新しい発想を得る事は大いにありますね。参加するのみでなくイベントを企画する事で見えてくるものも大きいですし。一緒にイベントを開催する事でその人の得意分野や性格が理解できて、仕事をやっていく上での信頼関係の構築にもなりますよね。

◆市場を作り出すこと

深川
小林さんとは、SOHOという仕事の形態は、お客様から仕事を受けるだけでなく仕事を作り出す事も必要ですよねとよくお話してますが日頃どういったことについて気をつけていますか?
小林
とにかく、普通の営業ではなくどうしたらお客様のほうから「仕事を小林さんにやってほしいんだよ」と言っていただけるかを考えていました。

相手の不便、不満を軽減できる何かを提案すること。提案力を磨くことが一番でしょうね。(って、まだまだまだ修行中ですが。)これができれば、下請け的な仕事の受け方は少なくなるんじゃないでしょうか?自分の周りを見回して、自分が役に立ちそうな分野を見つけることから始めて ます。

例えば、今の教育現場。 小学生にコンピュータを教えている先生たち、本当に大変だと思います。専門外のことを教えるのって本当に大変。しかも、コンピュータは深く理解していないと、とんでもない道具になってしまう可能性が大です。特にインターネットの使い方を一つ間違うと、とても悲しい事件につながることだってあります。

深川
小林さんは、小学生の事件があった長崎でお仕事をされていますので、なおさら強く問題意識をもっているのでしょうね。
小林
そんな時、私に出来ることってなんだろう?と考えてみるんですね。そうすると、先生方には、サイトへの閲覧制限方法を教えることが出来ます。学童さんたちには、掲示板やチャットの礼儀ある書き込みや(むやみに)身分を明かさないこと、自分の情報は自分で守らなければならないことを実体験から、お話できるなと。

こんな感じで、まず自分が役に立つ場面はないかな?と考えることから、自分だけのマーケットを作り出せるんじゃないでしょうか?

深川
そうですね。自分が生活の場で困っている事、悩んでいる事は、皆さんも困っていたりしますよね。その解決法が自分の仕事の中で発見できる事もあるかもしれませんね。また、教育場にもSOHOの視点やネットワークを活かしてご協力できる事、提案できる事は、もっとあるかもしれませんね。

◆経営者としての感覚

深川
さて、小林さんは、経営戦略としてのシステムの活用を提案されていますがSOHOという仕事の形態にとって大切なポイントは何だと思いますか?
小林
下請け的な仕事をしないためには、経営者としてしっかり自覚を持つことだと思っています。

会社勤めを長くやっていたので、独立当初は経費の感覚がほとんどありませんでした。そして、プロとしての自覚も。気軽に格安で引き受けて、出来の悪いものを納品したり。個人事業主は、立派な経営者です。一つの仕事は、経営者同士で取り決めた共同プロジェクトだと思っています。  それをいい加減にやったらどうなるでしょう?当然、次の仕事はもらえません。

となると、利益が出なくなって結局淘汰されていくだけです。納期を守る、仕様に忠実、確実な報告。これを肝に銘じてやらないと、誰も仕事をくれなくなります。

また、きちんとした粗利の計算をすること。100万円の売上で経費が95万円では、商売成り立っていきませんよね?50万円の売上で経費が5万円なら粗利は45万円。こちらのほうが商売上手です。

そろばんをはじきつつ、プロの仕事をきちんとこなす。これが起業する醍醐味じゃないでしょうか?

深川
何の為にSOHOという働き方を選んだかを考える事が大切かもしれませんね。自分(自社)という看板に信頼を得て仕事をやっていく楽しさと嬉しさ。仕事を始めた理由はいろいろあっても、続けて行くためにはどうやって仕事をやっていくかをいつも考える必要はあると思います。      ◆最後に
深川
それでは、最後になりましたが、・・・。      小林 -- 偉そうなことばっかり書きましたが、完璧に実践できてるわけでは全然なくていつも色んな方から助けて頂いてどうにかやっています。ただ一番大事なことは「楽しんで続けていけるか」にかかっていると思います。そして、自分と関わって頂く方たちを大事にすること。

その2つができれば、SOHOとしてやっていけるんじゃないかなぁ。こんな私でも何とかやっていけてますから、「俺もいっちょやったるかぁ!」と起業していく方がどんどん増えていくといいなぁと思ってます。

もっともっと地域、九州、日本が元気になっていくことを願っています。そうすれば、子どもたちにいい環境ができていくはずだし。大人がまず楽しそうにしてないと、子どもたちは大人になりたいって思ってくれないでしょう。

深川
いつも前向きなご意見を小林さんは、発信してくれます。ご一緒するとこちらもパワーアップできる気がしてきます。今後もどうぞ皆さんに沢山の知恵と元気を分けて下さいね。
 
Copyright(C) 1998-2011 SOHO'S REPORT All rights reserved.