「サッチャー回顧録」を読んで、いま日本は

2009-06-30 阿蘓 政志

「サッチャー回顧録」を読んでいます。まだ上巻の半分位ですが。

マーガレット・サッチャー(出典: フリー百科事典『ウィキペディア』)

マーガレット・ヒルダ・サッチャー(英語: Margaret Hilda Thatcher, Baroness Thatcher, LG, OM, PC、旧姓:ロバーツ(Roberts)、1925年10月13日 - )は、イギリスの政治家。

女性として初めて保守党党首および英国首相(在任:1979年 - 1990年)となっ た。現在は貴族院議員。保守的で強硬的な性格から、鉄の女(the Iron Lady)、 アッティラ(Attila the Hun)などの異名をとる。尊敬する政治家は同国のウィ ンストン・チャーチル元首相である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/マーガレット・サッチャー

最初のイメージは「鉄の女」、「労働争議をしているイギリスの首相」、「フ ォークランド戦争を遂行した首相」というものでした。実際に読んでみると当 初のイメージとはずいぶんと違ってきました。現在は、「イギリス病を治した 首相」、「自由主義経済圏を守った人」という様に変わりました。また、政治 家は何を考えているのかという事についても(サッチャー首相個人の考えでは ありますが)明確に読み取れます。

特にサッチャー首相が何を考えて、どの様に行動していたのかという部分につ いては興味深いものがあります。それは彼女の性格と思考が明確、明快でその 行動にづれが殆ど無かったという事があります。その思想の源泉にはハイエク の「隷従への道」があった事が最初の部分で語られています。これについては 多くは語っていませんが明確に「反社会主義と自由主義への信頼」を語ってい ます。また、政策を通し一国の存亡をかけ実践したということは心底から驚き と畏敬の念を持たざるを得ません。

その政策実践においては何の教科書も無く一部の協力者だけで多数の「ウエッ ト」と呼ばれる状況の隷従者を相手に自己の信ずる政策を推進することの困難 を隠すことなく語っているのも大いなる驚きです。彼女が「正直に語る」事と 「彼女の信ずるところに正直」である事の二つによってはじめて読者が彼女の 行動を理解できるのです。

転じて現在の日本はどうでしょう? 彼女がいたら簡単に日本を再生できるはずです。いま必要なのは正しい考えを持ったまじめな政治家(人)なのです。 現在の日本はこの本が書かれた当時の英国、米国よりずっと良い状況であるのは明らかです。ましてや現状の米国には比べるものはありません。

(参考)
この本はハイエクの「隷属への道」を読んでいると更に理解が深まります。

隷属への道 ハイエク全集 I-別巻 【新装版】 (単行本)
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サッチャー回顧録―ダウニング街の日々〈上、下〉
上 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4532162009
下 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4532162017

 
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